今日は16日に799回目のお誕生日を迎える、日蓮聖人の誕生会法要=初御講(はつおこう)と、各家の星祭りを祈願する法要を営みました。お天気も良く、遠くは北九州からもご夫婦でお詣りに来られていました。
 15日がお釈迦様のご命日である涅槃会なので、尊い方ならば翌日にお生まれになることもあるであろう、そうであって欲しい、というのがこの日になった謂われのようです。日蓮聖人ご自身は「私は海の近くに住む旃陀羅が子」とお手紙に残されていますが、いつお生まれになったのかはっきりと記してはいません。父が漁師であったので、日常的にいのちを頂くことを生業とする旃陀羅と仰ったのです。
 そういういわゆる下層階級の生まれであっても幼い頃から世の中の仕組みや生き様に疑問を持つ聡明さは、周囲の者を驚かせるものがあったのでしょうね。近くの清澄寺というお寺で小僧となり学問し、後に出家されました。


豆撒き
法要後のお話しは宮崎の片寄上人 「七面天女御示現の段」
丁寧な語りをいただきました。
2020/2/8