ご生誕800年管区大会

爽やかな天気の下、大会法要が厳かに営まれました。

「讃 歎 文」

本日茲に 我ら日蓮宗大分管区の清僧並びに清浄の大衆相集い 日蓮大聖人御降誕八百年の聖辰を迎える法要を営み 宗祖の鴻恩に謝し奉る
伏し惟るに 大聖釈尊の法華経を説き給うや 分身の諸佛集まり来たり 多宝如来はその真実を証明し 迹門を止め本門を召して佛壽を久遠に顕わし 結要付嘱して末法の弘経を命じ給うに 悲しい哉正像末を通じてその深き佛智に至る者なし  然るに佛滅後二千百七十一年 法華経有縁の妙土は我が日本国なりと 竟に如来の懸讖虚しからざるを証明する人現る  
貞応元年二月十六日梅紅を綴る佳き日 安房国に 貫名次郎重忠を父とし 梅菊を母とし 菩薩子降誕し給う我が祖日蓮大菩薩即ち是なり  
幼名を善日麿と命名され 天福元年 清澄寺にのぼり道善房を師匠と仰ぎ 薬王丸と改名され十六歳にて出家得度 是聖房蓮長と名乗られ 行学多年 奈良 比叡山にて勉学を重ねて八宗に通じ さらには岩本実相寺に籠り 大小乗の経典を渉猟して 久遠本師の付嘱たる法華経に邂逅す 聖人開目の後は自らを日蓮と名乗り 決然として我らを導かんと 故郷清澄に戻り 始めて千光山上で 朗々と南無妙法蓮華経の御題目を唱ふ
内に本化大士の果徳を褒み 外に示同凡夫の行因を重ね 下種結縁の妙宗を開き 本尊を明らかにして逆化を折伏し 具に経証を色読して末法救護の大教を樹つるが故に 大難四ヶ度小難数知れず  三佛の証成符契の如く 濁世の迷闇光明を仰ぐ 我ら大聖人の経恩無量如何が讃歎せんや 讃えても讃えても足らざれども 乃ち茲に慶讃の法要を虔修し 以て報恩の涓滴に擬し奉る
仰ぎ願わくは立正の大教閻浮に洽く 安国の祖猷速やかに現在前し 法光三千に輝き 本日参詣参列の面々共々に家運隆昌ならしめ妙法広布の大願をして成就せしめ給え
不染世間法 如蓮華在水 如日月光明 能除諸幽冥 斯人行世間 能滅衆生闇
願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成佛道 乃至法界平等利益
南無妙法蓮華経

維時 平成三十一年四月二十一日
      日蓮宗大分県宗務所長 掛橋泰定 啓白

こぞうくん
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2019/4/22