いよいよ新しい元号が発表されました。大正・昭和・平成から令和へ。
19世紀から21世紀へと時代が変わり、私たちの心や生活はどのように変化したでしょうか。
インターネットの世界では「フェイクニュースを作って流すだけで儲かる」というウソのような仕事が現実に存在します。刺激的なウソに耳目を引きつけられる人間の悲しさ・・偽物を流す人にとっては対象者や対象物は単なる道具でしかありません。そこに寄せるべき心は付いてきません。心が付いてこないからどうにでも料理できるのです。
でも私たちが生活する日常空間ではウソは困りますね。会話もウソを前提にされたら生活が成り立ちません。「正しく伝えようという気持ちがある」ことが社会生活の基本としてなければなりません。
仏さまの教えは「正しく見て、正しく思い、正しく伝える」です。それにさらに慈しみや悲しみに寄り添う気持ちがプラスされると仏陀釈尊のお姿が浮き出てきます。その教えを聞いた方は喜び慕いました。その言葉や教えをさらに聞きたいと念願しました。お釈迦様も応えようとされました。時代は変わっても人の「喜びの心」は変わりようがありません。正しく相手を思いやることが自分と相手の幸せの礎となるのです。
新しい、始まりの月として言葉と行いに心を留めましょう。 合掌